11月23日(土)、東北伝道所でおこなわれたクリスマス会に3名で参加させて頂きました。折しもこの日は、東北楽天イーグルスの優勝パレードが行われており、県内外から多くの方々が仙台に来られておりました。東北伝道所の先生は、医師として患者さんに治療をしながら、医療伝道という形で各病院を回っておられます。
震災のため自宅のある仙台を離れ北海道で生活をしながら、月に1度程度仙台に戻り伝道活動をなさっておられます。もちろん、北海道においても礼拝や集会等を守っておられます。
クリスマス会では、震災で離れ離れになった子供たちが集まり、久しぶりの再会を喜びあい、とても楽しい時を過ごすことができました。
11月24日(日)は、先生の御兄弟の診療所兼ご自宅に案内していただきました。ご自宅は、福島県相馬郡新地町にあり、震災で自宅は跡形もなく流されてしまい、基礎の部分だけが残っておりました。自宅からすぐの高台に避難をしましたが、高台のすぐ足元まで津波が押し寄せてきたとおっしゃられておりました。辺り一面何もなく、震災の影響で陸地が海面よりも低く、堤防がなければ海になってしまうエリアです。建物も一切なく、線路があった砂利道を車で通りました。
きれいに瓦礫処理が行われ何もありませんでしたが、まだまだ復興には程遠い現実を目の当たりにしました。診療所もまだ仮設であり、道路も舗装されておらず、砂ぼこりが走るたびに舞っておりました。東京ではあまり現地の詳しい情報は耳にしなくなりつつありますが、現地ではまだまだ復興が進んでいないように見受けられました。
一日も早く復興ができますようにお祈りをしております。